岐阜県公立高校第二次選抜出願状況

2020年03月19日

 ~不合格の方の多くは、併願私立高校へ進学~

本日、岐阜県公立高校第二次選抜の出願が締め切られました。
情報の更新が19時を過ぎてもなされず、ブログを書くのも遅くなりました。
総括表から見ると、全日制募集定員630名に対し、出願者は65名。
前年度、399名の定員に対し出願者は133名。その差は歴然です。
https://www.pref.gifu.lg.jp/kyoiku/gakko-kyoiku/gakko-nyushi/17782/index.data/R02_0319_2soukatsu_mae_hp.pdf

関高を除くと、定員内に収まりそうです。
変更日も明日1日限り。関高は募集人員1名に対し、出願者は3名です。
https://school.gifu-net.ed.jp/seki-hs/r2shutsugan.pdf
明日の動きが気になります。

今年度、2次募集実施校は34校 募集人数は630名となりました。
前年度、19校、399名からの大幅な増加となりました。
岐阜県内公立全日制高校は63校なので、その実施割合は54%となります。
前年度の全国平均は43%だったので、それを一気に上回った結果となりました。

志望高校に偏りが大きく、2次募集を行っても今年度は志願者増は見込めない状況となりました。
全県一区の影響により、岐阜地区への流入はある程度あったようですが、
地元から離れた高校に1次出願し、地元に戻って2次募集を受ける動きは小さかったようです。
例年以上に不合格の方の多くは第二次選抜に出願せず、併願先私立へ進学を決めたようです。

今年度からの「私立高校授業料無償化」と、
前年度からの「私立通信制高校の人気継続」が、
2次募集の状況も、一変させることとなりました。
来年度受験される方も、併願も含め「自分に合った私立高校」を是非、探してみてください。

  
Posted by 星野 健  at 20:58Comments(0)岐阜県公立高校志願状況高校入試

岐阜県公立高校第一次選抜合格発表 ~1.00倍入試の結果~

2020年03月18日

 ~「流れ」が変わった年~

1.00倍となっった初の入試。結果が出ました。
合格された方、おめでとうございます!!
学校によっては山のような宿題が出ているかもしれません。
塾では入学前課題・課題テスト対策も個人指導に限り行っています。是非、ご利用ください。
https://reserva.be/hoshino

今年度入試結果が夕刻、県教委でまとめられました。
https://www.pref.gifu.lg.jp/kyoiku/gakko-kyoiku/gakko-nyushi/17782/index.data/r02_1goukakushasuu_hp.pdf
中濃、可児・加茂、東濃、飛騨地区での定員割れ校数が目立ちます。
また定員から、合格者数が大きく離れている学校もあります。

明日は2次入試の出願となります。
今、中学校でその出願準備をされている方もいるかもしれません。
まずはどこかに出願しないと、明後日に変更することはできません。
書類をしっかりと整えて、明日に備えてください。

1月の志望調査結果・私立高校の出願状況から、今年度の流れは「ほぼ決まって」いました。
実際にこれだけの校数・人数の2次募集状況を見ると、潮流が変わったことが確認できます。
https://www.pref.gifu.lg.jp/kyoiku/gakko-kyoiku/gakko-nyushi/17782/index.data/r02_1goukaku_soukatsu_hp.pdf
https://www.pref.gifu.lg.jp/kyoiku/gakko-kyoiku/gakko-nyushi/17782/index.data/r02_2boshuujinin_hp.pdf

「入試」なので、各校における「1年おきの反動」は、来年度は起こるかもしれません。
たとえば今年、「1ケタ程度の定員割れ」をした学校の場合、
来年度は、定員オーバーとなる可能性の方が高くなります。しかしそうなると、その逆となる学校も出てくるのです。
「進学先の多様化」という、岐阜県全体の潮流は来年度以降も続くことになると見込んでいます。

来年度の岐阜県公立高校入試がたとえ、1.00倍を割ったとしても、私自身は今年度ほどの驚きにはなりません。
「来るべき時が来た」…それだけのことになりそうです。この流れを見極めて、県教委が定員の調整をしたり、
公立高校側が対応を変えたりするのか、来年度の変化に注目していきたいと思います。
明日は2次募集出願総数が「どの程度、どこに出るのか」に注目します。全県1区の影響が出ているかどうかが気になります。  
Posted by 星野 健  at 18:19Comments(0)岐阜県公立高校志願状況高校入試

明後日 岐阜県公立高校合格発表

2020年03月16日

 ~どんな結果でも、次の道はある~

明後日、岐阜県公立高校の合格発表があります。
今年は受験から発表まで1週間ありました。
結果を待つには、長すぎる期間だったかもしれません。
受験された方は、明後日からリスタートとなりますね。

高校入試は資格試験とは違います。「合格基準」に達すれば全員合格するわけではありません。
不合格の人数が決まっている入試なので、運にも左右されるのです。
いろいろな理由で「全力が出せなかった」人もいるでしょう。
そのために、不合格になってしまうこともあるのです。

しかしそれでも「経験をした」ということが、次の進路選択に役立ちます。
自分は受験のような『一発勝負の状況』に対して、力を十分に発揮できたでしょうか。
(能力)×(意欲)=(結果)となります。意欲が下がれば、結果は小さくなります。
例えば「テスト不安」のため意欲が下がった場合、次の進路選択を考えることも必要です。

私は岐阜聖徳学園高校で、数学非常勤講師として教えています。
公立入試不合格となり、ここに通うことになった人にも毎年のように出会います。
1年たったこの春、高校で頑張り、進級をしている人がほとんどです。
公立高校が不合格だったら「全てが終わってしまうわけではない」のです。

次の進路選択では、AO・推薦・併願推薦も利用できます。
岐阜聖徳学園の場合は系列大学があるので、系列校進学も有利です。
また就職の場合も、学校斡旋での就職も可能です。このように、
「一般」での競争を避け、平常心で臨める進路も考えやすくなります。

明後日から進路を探す方もいるでしょう。
公立2次入試などまだまだこれから入試があります。
短い準備期間となりますが「もし…」に備えながら、
今から受験計画を立てておきましょう。

今はまだ、発表前です。
どんな結果であっても、それを受け止め、
『次の自分をつくる決意』をしていきましょう。
どんな結果になったとしても、次の道はあるのです。

※ブログは明後日、受験結果補見て、夜更新予定です。  

明日 2020岐阜県内公立高校第一次選抜 ~平均倍率1.00倍の入試へ~

2020年03月09日

 ~より良い状態で、試験に~

明日、2020岐阜県内公立高校第一次選抜入試が行われます。
受験される方は、いよいよですね。
中学校では説明会も事前に行われていることでしょう。
「追試験」も含め、より良い状態で試験に立ち向かってください。

平均倍率が1.00倍。
前々年度1.04倍、前年度1.03からの大幅な緩和となりました。
高倍率校を受験される方は、私立併願者が多い状況と考えられます。
全力で試験に向かい、結果を待つことになります。

(能力)×(意欲)=(結果)となるのが入試。
当日、会場での状態が入試結果につながります。
意欲で補える部分は十分あるのです。
長い一日ですが、最後までやり切って下さい。

公立単願の方は、より緊張感が高い入試となるでしょう。
今年度は定員割れ校が多く、2次募集校数・人数も多い年になる見込みです。
公立全日制高校に通うことは、かなり高い確率で可能となるでしょう。
落ち着いて受験することが大切です。

現中学1・2年生の方・保護者の方々も、今回の公立高校出願から、
変更期間での『動き』に注目していたと思います。
今年は「公立志向」から「公立が滑り止め」へ劇的に変化したと、私は感じています。
https://nyoki.hida-ch.com/e1048351.html
https://nyoki.hida-ch.com/e1048405.html

私立高校に推薦入学をする・特別奨学生の権利得て入学する。
私立通信制高校へ入学し、自己実現を軸に高校生活を送る。
「高校生になる」という選択肢は現在、多様化しています。
いろいろな選択肢からじっくりと進路決定をしていきましょう。

春休みを利用して、高校見学をすることもいいでしょう。
夏休みの学校見学会、秋の相談会を通して進路を決めていくことになります。
塾でも『岐阜地区私立高校の選び方』について、個人相談をしています。
RESERVA予約システムから予約する
是非、ご利用ください。
  
Posted by 星野 健  at 00:01Comments(0)岐阜県公立高校志願状況高校入試

岐阜県公立高校変更後出願数 ~③公立が「滑り止め」に~

2020年03月04日

 ~形勢は逆転した~

シリーズ最後の記事になります。

1月希望調査の表は以下になります。
https://www.pref.gifu.lg.jp/event-calendar/c_17765/sinro-chousa02.data/sinro-chosa02.pdf
公立全日制課程定員に対して、希望者数は-5名
「定員よりも少ない希望者数」となりました。

そして今回の変更後出願数の総括表は以下になります。
https://www.pref.gifu.lg.jp/kyoiku/gakko-kyoiku/gakko-nyushi/17782/index.data/0303_r02_shutsugan__ato__soukatsu_hp.pdf
公立全日制課程定員に対して、志願者数は+36名
「定員よりも多い志願者数」となりました。

その差は41名。
「希望はしていなかったが、志願した」ということになります。
県外からの岐阜県公立全日制受験5名を除いても、36名がその状況となりました。
この36名は県外も含めた私立高校、私立通信制高校の進学希望が叶わなかったのでしょう。

定員割れ、2次募集の学校が合格発表後に出ます。学校数、募集人数ともに「過去最高」となるでしょう。
そして「併願私学を第二志望」としている受験生は、不合格でも公立へは通うことはありません。
岐阜地区で不合格になった生徒は、地元の公立を2次募集で受験する流れもできるでしょう。
ついに岐阜県も「公立が滑り止めになった状況」に変化したのです。  
Posted by 星野 健  at 00:57Comments(0)岐阜県公立高校志願状況高校入試

岐阜県公立高校変更後出願数 ~②初の全体倍率1.00倍~

2020年03月03日

 ~セーフティーネットが働く状況に~

岐阜県公立高校第一次選抜・連携型選抜変更後出願者数が確定しました。
https://www.pref.gifu.lg.jp/kyoiku/gakko-kyoiku/gakko-nyushi/17782/index.data/0303_r02_shutsuganshasuu_ato_hp.pdf
総括表から全体倍率は初の1.00倍。全日制の学校に希望すれば入学できる状況に変化しました。
https://www.pref.gifu.lg.jp/kyoiku/gakko-kyoiku/gakko-nyushi/17782/index.data/0303_r02_shutsugan__ato__soukatsu_hp.pdf

今年の特徴は「分散と偏向」と言えそうです。
そして、この傾向は今後のトレンドとなりそうです。
進路選択が多様化し、私立通信制高校・私立高校への進学が増加しました。
そして、公立高校では高倍率の学校と定員割れの学校との差が大きくなったのです。

具体的に見ていくと全県一区となり「岐阜地区への流入」を感じます。
通学可能な中濃地区、下宿を伴う東濃東部・飛騨地区からの流入が考えられます。
上記の3地区については、定員割れの学校が非常に多い状況となりました。
私個人としても、関高校・可児高校の定員割れには驚きしかありません。

この状況で、一番注意しなければいけないことがあります。それは「油断」です。
「第一志望学科が定員割れだ!」ということで、安心してほしくないのです。
たとえば、岐阜農林高校は3学科で定員割れ、3学科で定員オーバーです。
ですが、全体倍率で9名がオーバーしています。その9名は全ての科から出る可能性があるのです。

公立高校のセーフティーネットが働くかもしれないのです。
不合格の9名を決めてから、各学科に合格者を割り振ることもできるのです。
また、定員割れの学校では2次募集が行われます。2つ目のセーフティーネットが働きます。
岐阜地区でチャレンジした生徒が、地元に戻って2次募集を受験することも考えられます。

また、追試験・新型コロナウイルスの影響で受験できなかった生徒への受験もあり、
3つ目、4つ目のセーフティーネットがあるのも、今年の受験の特徴となります。
来年度以降も、同様の受験環境になると思います。
現1・2年生の方もこのトレンドを、是非意識して下さい。




  
Posted by 星野 健  at 19:39Comments(0)岐阜県公立高校志願状況高校入試

岐阜県公立高校変更後出願数 ~①岐阜5校+各務原西~

2020年03月03日

 ~いよいよ入試へ~

変更期間が終了しました。岐阜5校+各務原西の最終日の動きは、
総数ではほとんど動きがありませんでした。
希望調査からの「人の動き」をまとめて振り返ってみましょう。
高校 /数 1月希望調査 出願 変更後(定員) の順

岐阜   475 ➡ 432  ➡ 411(360) 
    
岐阜北  477 ➡ 458 ➡ 432(360) 
     
長良   450 ➡ 377  ➡ 388(360) 
     
岐山 普 246 ➡ 310  ➡ 293(240) 
    
   理 48 ➡ 58 ➡  68(80) 
    
加納 普 426 ➡ 387 ➡ 371(320) 
  
各務原西 321  ➡ 316 ➡ 311(280) 
     
  変動計   -91 -64    
   高専推薦内定99 一般112 

希望調査・私立併願状況から、岐阜・岐阜北が例年以上の倍率が見込まれました。
https://nyoki.hida-ch.com/e1043414.html
最終的にも、高専合格者が減ったものの「高倍率での入試」となります。
入試倍率は時の運です。最善を尽くすことを考えていきましょう。

高専の影響を強く受けた加納は初日に大きく減りましたが、北高からの変更で小さな減少に。
長良・岐山間で変更が多く出たような気がします。変更期間で少しは楽にはなった状況に変わりました。
最終日は「総数としてあまり動いていない」ようなときでも、
その中で相殺された「目に見えない動き」もあるのです。

全体的に倍率は下がったものの、来年度入試も岐阜5高+各務原西で300名程度の不合格者が出そうです。
そして「どの学校に不合格が多くなるのか」は、年によって変動し、わからない現状があります。
来年度以降に受験される方も、併願私立高校が進学先になるかもしれません。それだけ併願私立は重要なのです。
私の塾でも岐阜地区での進学相談を行っています。興味のある方は下の入り口からお入りください。
https://reserva.be/hoshino/reserve?mode=service_staff&search_evt_no=2aeJwzNDQ2sjAAAAQjATA

3月5日から3月31日まで限定で、午前中から塾を開けることにしました。塾生でなくても利用できます。
経産省の要請もあり、現在は「個人」または「家族」指導限定とさせていただいています。
https://nyoki.hida-ch.com/e1048248.html
入試直前対策、入学前課題学習など希望に合わせて指導します。

※岐阜県全体の変更後出願数については、
県の総括表が出てから記事にします。
(夜更新予定です)

  
Posted by 星野 健  at 13:28Comments(0)岐阜県公立高校志願状況高校入試

岐阜県公立高校変更3日目結果から ~最終日に動く学校は?~ 

2020年02月28日

~変更できる時間は、残り3時間~

岐阜県公立高校変更3日目結果が出そろいました。
https://www.pref.gifu.lg.jp/kyoiku/gakko-kyoiku/gakko-nyushi/17782/index.data/koukou_hp_ichiran_r02_2.pdf
本日で「距離の遠い変更」は終了となります。
場合によっては、本日「願書引き」だけを行い最終日に「入れる」可能性もあります。

最終日の注目は「わずかにマイナス」の学校となります。
その学校は「2次募集があるかどうか」の土俵際なのです。
過去にも、最終日にマイナスからプラスに転じた学校もありました。
逆に、マイナスが2桁以上の学校は「このまま2次募集がある」可能性は高いでしょう。

具体的には、岐阜地区の場合「岐阜各務野高校」に注目しています。
https://school.gifu-net.ed.jp/gkakamino-hs/r2shutsugan.pdf
現在、学校全体で総定員数から-5人の状況。
プラスに転じると、2次募集はなくなります。

そのために変更を考える人も「いる」可能性があるのです。

月曜日、最終日結果を見てブログを書く予定です。
  
Posted by 星野 健  at 13:33Comments(0)岐阜県公立高校志願状況高校入試

岐阜県公立高等学校入学者選抜における 新型コロナウイルス感染症への対応

2020年02月27日

 ~「受験できる」環境へ~

岐阜県内新型コロナウイルス感染2人目が。

今後も増える可能性があります。

岐阜県公立高校入試でも、対応がなされることになりました。
https://www.pref.gifu.lg.jp/event-calendar/c_17782/r2_covid19_tsuikensa.data/r2_covid19_tsuikensa.pdf
「募集は定員の外枠で行う」ので、本試験・追試験への影響はありません。
追試験だけでなく、この対応があることで不安が解消されます。

ブログを書ていたら、ニュースが…


対策会議に出ている『ヒゲの隊長』も、びっくりしたようだ。

ツイッターでフォローしている他県中学の先生も大混乱。

岐阜県の入試についても、週明けには発表があるだろう。






この間はネット学習を。
未履修部分も含め個人利用で無料で学べます。


  
Posted by 星野 健  at 18:43Comments(0)岐阜県公立高校志願状況高校入試時事

岐阜県公立高校変更日初日結果 ~岐阜5校+各務原西は「例年通り」の減り方~ 

2020年02月26日

 ~予想外の減りに驚く~

今日はブログを書かないつもりでした。
しかし、予想以上に初日に人数が減ったのには驚きました。
願書を引いて本日中に間に合わず、学校に保管しておく「特例的な動き」がないとすれば、
ほとんどの中学校が、「例年通り」の高専合格者の願書引きを行ったと考えられます。

変更日初日の結果、岐阜5校+各務原西で出願時より計-56人となりました。
「例年通り」の動きを見せた初日でした。
明日以降も「例年通り」であれば、本日で大幅な減少は「終了」となります。
あとは、微調整の動きになると見込まれます。

他地区でも今日、例年通りの「高専願書引き」が行われたとすれば、
岐阜県内全体の公立入試倍率は、「初めての1.00倍」になるかもしれません。
最終倍率にも注目しています。
  
Posted by 星野 健  at 21:08Comments(0)岐阜県公立高校志願状況高校入試