「校則の見直し」の動き

2021年03月18日

 ~自由度が大きな学校が選ばれる方向へ~

参議院での答弁

ここから動きが出てくると感じます。

高校の志願状況を見ても、
「自由度が相対的に高い方」が選ばれる傾向を感じます。
たとえば、公立定時制・通信制よりも私立通信制の人気が今はあります。
斎藤ひでみ先生のいる高校も自由度が高く、定員オーバーが続いています。

今後の文科省通知にも注目しています。
  
Posted by 星野 健  at 00:01Comments(0)岐阜県公立高校志願状況時事教育全般

stand.fm はじめました

2021年03月09日

 ~声での発信も~

日曜日、協力者とともにstand.fmを始めました。

まだ、始めたばかりなので、手さぐり状態です。
ブログとは違った、音声での発信をしていきたいと思っています。

私自身がすることは、メインの話だけです。
後は、協力者の方にすべて丸投げにしています。
言われたように写真を撮ったり、ロゴ画像を提供したり…
その他前後に音楽・細かい編集をすべてお願いしています。

どんな感じに仕上がっているのか。
私も毎回、出来上がりを楽しみに聞いています。
それにしても人の声というのは、骨伝導と外からの音はずいぶん違って聞こえます。
私の声は放送で聞くと『思ったより、低くて太い』という印象です。

この春休み中に収録を貯め、週2回ペースでstand.fmは更新予定です。
次回も週初めに、2本連続で話をしたいと思います。
話をしてもらいたいお題・質問は、下の「質問・お便り」からお願いします。
https://stand.fm/channels/60431f00e6747bcbc88747de

  
Posted by 星野 健  at 00:01Comments(0)時事教育全般stand.fm

大学には「普通科」がない 

2021年03月08日

 ~入学前アンケートで、一番困ったこと~

青色申告・確定申告に向けての準備が進む。
毎年のように税制が改定されるので「出口での処理」を意識する。
e-taxを利用するので、その点の間違いはなく進むのが助かる。
また、大学で簿記3級程度の知識は得ているので、勘定科目にも違和感はない。

借方・貸方…大学で最初に学んだ時には「なんだこれは」…の世界だった。
複式簿記について、全く知識がなかったのだ。
複式簿記の歴史を自分で学び、その良さを知ってからはスムーズに知識となった。
単式との違いが分かり、勘定科目・借方・貸方のバランスも身についた。

ふと、高校入学時のアンケートのことを思い出す。入学前課題の中で、一番悩んだ課題は、
「今、行きたい大学・学部を書きなさい」というものだった。高校を受かったばかりなのに「次を考えろ」と来た。
仕方なく、自分で探した。広く浅く、いろいろなことを学びたがったので「普通科」を探した。
しかし、大学に「普通科」はなく愕然とした。このことを進学した岐阜高校の友達に話すと、すべての人に爆笑された。

出口として、学んだ知識を活かし、父親のように自営業になることは考えていた。普通科探しをあきらめ、
自営業をするにあたり、必要な知識・技術を学べる地元の国公立大学という「検索」となったのだ。
それに当てはまるのは、名古屋工業大学の経営工学科(現在の社会工学・経営システム分野)だった。そして進学した。
社会学・経営学・人間工学・システム工学・簿記会計・プログラミング・そして産業心理学など幅広く学び、今に役立っている。


  
Posted by 星野 健  at 00:01Comments(0)時事教育全般

公立高校のセーフティーネット ~令和3年度岐阜地区私立高校入学志願状況から②~

2021年02月01日

 ~安心して公立受験できる状況に~

1月30日の記事の続きとなります。
https://nyoki.hida-ch.com/e1107205.html
岐阜地区私立8校のそれぞれの併願者数増減から、「高倍率校受験への備え」と、
また、定員割れ校受験のため「公立単願への切り替え」を感じます。

この流れの変化は、前年度からの岐阜県公立高校入試制度変更による影響によると考えられます。
さらに今年度は新型コロナ対応のため、入試を3月3日に前倒ししました。
追試験の実施、第2志望・第3志望の選択幅の拡大という「セーフティーネット」が影響しています。
「やむを得ない理由により第一次選抜を欠席した場合」を考え、私立併願をしている方が減っているのでしょう。

もし仮に新型コロナ等の影響で受験ができなかったとしても、
追試験なら、熱は下がり体力も回復し「より良い状況での」受験が可能でしょう。
さらに人気の偏りによる「定員割れ」校が増加すれば、2次募集校も前年度より増えるでしょう。
公立定員割れ校で実施される2次入試という「セーフティーネット」がさらに効果的になります。

岐阜県高校入試に向かう受験状況は、前年度からは大きく変化しました。
私立出願状況から「滑り止め」としての私立選択は減り、併願の場合は「第二志望校」という感覚になってきました。
そして今年度公立入試は高倍率校はより倍率が厳しく、定員割れ校数は増加する予想が立ちます。
来年度以降に受験される方も、是非、この「流れ」を意識して受験校選択をして下さい。

このように私立高校受験選択は、単願・併願にかかわらず、その後の進路に大きな影響が出ます。
特に、高校進学後の進路を決めている方には「私立高校の方が、かなり有利な場合」もあるのです。
『塾・ほしの』では、新3年生の方・保護者の方を対象に、「岐阜地区私立高校の選び方」個別相談を行っています。
https://reserva.be/hoshino/reserve?mode=service_staff&search_evt_no=2aeJwzNDQ2sjAAAAQjATA
遠方の方・匿名での相談は『ココナラ』で、期間限定で行っています。
https://coconala.com/services/7862?ref=profile_top_service

※次回ブログ更新は、多治見准看合格発表結果の予定です。
塾生連絡後での更新となります。  

高校受験の多様化 ~令和3年度岐阜地区私立高校入学志願状況から①~

2021年01月30日

 ~岐阜地区の私学志願状況からの考察~

令和3年度 岐阜県私立高等学校 入学試験志願状況が毎日のように更新されています。
https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/life/125385_281948_misc.pdf
令和2年度については、以下の通りです。
https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/158080.pdf

岐阜地区については通信制を含め、結果が出そろいました。
令和3年度と令和2年度との比較をし、3つの点に注目しています。

1つ目は、通信制の人気が継続していることです。今年も単願者が増えました。
岐阜地区の私立通信制高校人気は、単願・併願ともにあります。
また、N高のような広域通信制高校への進学も全国的に増えています。
県内・通学できる愛知県内にも各校のサポート校があり、普段から通うこともできます。

2つ目は、私立単願が前年度より減っていることです。前年度に比べ、
実数としては岐阜地区8校の単願志願者合計数は1516⇒1461と-55人となっています。
岐阜地区受験生減少のため私立8校の総定員は-25人となっています。
私立は「単願で毎年定員の約6割の生徒が進学」するので、本来なら-15人程度となると考えられます。

3つ目は、岐阜地区受験生減少にもかかわらず、鶯谷併願者数1643⇒1701と58人増えていることです。
状況から考えると、岐阜高校・岐阜北高校への出願者が前年度より増える見込みとなります。
「鶯谷が第2志望」であれば、変更期間でも動きが減ります。私立単願の減少は、この2校併願増との関係が強く、
この2校に出願する方は、前年以上に高倍率となる覚悟も必要でしょう。

以上のことから、前年度よりもさらに「高校受験の多様化」が、よりハッキリとする年になる予感がします。
その影響は、公立高校の出願状況に出ると考えられます。
具体的には、定員割れの学校が前年度よりさらに増え、合格しやすくなるでしょう。
逆に定員オーバーの学校は、前年度並みの高倍率になる予感がします。
https://nyoki.hida-ch.com/e1105970.html
  

一番小さい山が、越えられないときもある

2020年07月31日

 ~寄り添い、見守る~

昨日の出来事。
横綱が連敗した。
岐阜聖徳学園高校野球部が、タイブレークで負けた。
過去と比較し「一番小さく見える山」を、越えられないことが人にはある。

私は公立中学教師のとき、ソフトテニス部の顧問をしていた。
夏・最後の市大会の決勝で、自分の学校の1番手と2番手が対戦した。
1番手は2年生秋新人戦から岐阜県で常に優勝、2番手は最高で岐阜地区3位の実力。
その差は大きい。しかし、結果は2番手が勝った。勝負事はこういうことも、よくある。

テストでも同様。たとえば数学の確率。
発想が必要な問題に対し、ひらめいた。
難しい思考過程も通り抜け、表現できた。
しかし最後に約分を忘れた。マーク式・解答のみの採点だと0点になる。

寄り添い、見守る。指導する側は、勝負が近くなると、手出しをどんどん小さくする。
そして勝負当日、一人でも力を出せるようにする。
実際に試合に・答案に向かうときは、ひとりだ。
最後にある小さく見える山。「それを超える時」を、常に意識させていく。

30日 感染状況

  
Posted by 星野 健  at 07:33Comments(0)時事雑記帳教育全般

疑うこと・足掻くこと ~数Aを通して~

2020年07月21日

~ICTを通して、学びを一気に加速~

数A『場合の数』…「並べる」はP、「選ぶ」はC。
教科書で「学ぶ順」では、区分は「大まか」に始まる。
しかし学びを進めると、無条件で「選ぶはC」とはならない。
条件が付くと、単純な2つの区分ではなくなっていく。

「疑うこと」「足掻くこと」
数Aを通して、伝えたい部分の1つだ。教科書も、自分の答えも「疑い」たい。
自分が導き出した「答え」が、感覚的に「正解」かどうか。
別の方法も含め検証する。「疑い」「足掻く」ことで、その「答え」の精度が増す。

「足掻く」感覚…例えば、条件が「ない」場合より、条件があればその答は小さくなる。
無条件での「最大値」を超えた「答え」は、条件があれぱ成立しない。
小学校5年生で習う「算数」の感覚が、ここで役に立つ。
1より小さい数をかければ、元の数より、その「答え」は小さくなるのである。

確かに、効率の良い解の求め方は、授業を中心に追及していきたい。
しかし、効率の良い条件が整わないときに「あきらめる」だけの選択をしてほしくない。
たとえ「別の方法しか行きつけない」場合でも、その場で足掻くこと・根拠もって考えることで、
「答え」が出ることもある。こんな時代だからこそ、数Aを通して、その力をつけていきたい。

あきらめたら、そこで終わりだ。

講師をしている岐阜聖徳学園高校では、昨年度よりICTを通して学びが一気に加速した。
考える力が身に付き、応用問題に対しても考えを深められる生徒が年々増えている。
今年度、班学習ができない状況も、ICT・ロイロノートでの回答共有により補えている。
無記名で「平気で間違えられる」利点があり、予想以上の効果を生んでいる。今後も続けたい。  
Posted by 星野 健  at 00:01Comments(0)岐阜聖徳学園高校時事教育全般

連休も通常営業します ~各講座も対応~

2020年07月17日

 ~看護師にチャレンジ講座もOK~

ようやく梅雨明けの見込みが。
この間、通塾できなかった塾生も少なくありません。
そのため、7月22日~25日の4連休も、
塾は「通常営業」をすることになりました。

また、塾でおこなっいる各種講座も受講可能です。
中学3年生対象のものとして、以下の2つがあります。
この連休を利用しての受講をお勧めします。個人、またはご家族4名まで同時参加可能です。
それぞれのリンクからご予約下さい。

前年度からの「私立高校無償化」により、
岐阜県内高校受験の受験環境は激変しました。
その変化と私立高校の選び方についての講座があります。
https://reserva.be/hoshino/reserve?mode=service_staff&search_evt_no=2aeJwzNDQ2sjAAAAQjATA

また、前年度まで岐阜聖徳学園高校で10年ほど続けた
「看護師にチャレンジ」講座を、今年度は塾にて行います。
看護師を目指す方の「高校の選び方」がメインとなります。
https://reserva.be/hoshino/reserve?mode=service_staff&search_evt_no=9beJwzMjcwMTcFAAREATo

中学3年生に限らず、ご家族のみ・他学年の方の参加も可能です。

  
Posted by 星野 健  at 00:01Comments(0)岐阜聖徳学園高校高校入試教育全般

「成り行きの未来」 ~文科省・5/26日・部会資料より~

2020年05月31日

 ~教育現場の「拒否反応」を予測~

ツイートとその内容に驚く。

「2021年 GIGAスクール構想は、インフラ整備とデバイス配布に終わる」
「2022年~超財政難により教育予算の大幅削減 資本格差による教育格差拡大」

過去の教育機器と同じ流れを踏む可能性の指摘。
LL教室は使われず、PCでの授業は技術科以外まで広がらず
その利便性は、慣れている対面授業を超えていかない。
そして、元に戻っていった流れが「成り行きの未来」に書かれている。

ICTは「コロナ禍限りの臨時的運用」となるのか、
それとも「今後も使い続けていく」のかで、差は大きくなる。
いろいろな事情で、教師・生徒それぞれが対面授業に参加できないとき、
遠隔授業により「同様の扱い」になれば、話は変わってくるかもしれない。

実際に現在、大学・高専・専門学校では遠隔授業も授業実施時数としてカウントされている。
しかし、その他の学校では「対面授業のみ」授業時数としてカウントされる。
そのため、夏休み・冬休みの削減、土曜登校となっている。
第2波以降のため「休校措置」が取られた場合、どうなるのかは見えてこない。

同じ資料「新しい初等中等教育の在り方について」
https://www.mext.go.jp/content/20200526-mext_syoto02-000007441_4.pdf
にある『コロナ禍の「新しい教育様式」のイメージ』は参考になる。
■カリキュラム・マネジメントの実施
■情報通信技術の活用
■地域社会(PTA・卒業生会・社会教育機関・NPO・塾・企業等)が学校と連携・協働
できるものから、少しずつ始めていきたい。

『休校になっても子供の学びが止まらない学校であるために
臨時休校時の「学習継続計画」の作成・準備』も参考になる。私自身も、
岐阜聖徳学園高校休校期間中の学習支援では、月ごとの学習計画表を事前配布しそれを実行した。
来月からの実施計画表も作成したので、本日、iPadで授業担当全クラスに配布する。

また、同じ資料に書かれている
「臨時休校時に学習継続計画を効果的に実施できるようにするために、必要な事前対策・準備を行う」
ことも参考になる。いつ、どの時点で休校になっても学習継続を効果的に実施したい。
月曜日からの岐阜聖徳学園高校・分散登校では、この点を踏まえた授業を実施することにした。  
Posted by 星野 健  at 00:01Comments(0)時事教育全般

文部科学省通知 ~通知を元に学校は動く~

2020年05月15日

 ~「受験」の情報も~

連日、入試にかかわる文部科学省通知が出されている。
高校入試については13日に。

出題の減少は「単元」なのか「応用を省く」のか。
それにより、中学校で教える内容が変わるだろう。

大学入試については14日に。

入試時期についても迅速に発表してほしい。
特に総合型選抜(旧AO入試)と学校推薦型選抜(旧推薦入試)が、
いつ行われるのかが決まらないと、大学側も動けない。

また、4月10日の通知も大切。

通知を元に学校は動く。
学校がどんな通知で動いているのか、
受験生・保護者が知っておいて損はない。

https://www.mext.go.jp/content/20200514-mxt_kouhou01-000004520_2.pdf
https://www.mext.go.jp/content/20200514-mxt_kouhou01-000004520_4.pdf
https://www.mext.go.jp/content/20200410-mxt_kouhou01-000004520_1.pdf
今後の通知も、原文で確認したい。
  
Posted by 星野 健  at 00:01Comments(0)高校入試時事教育全般