来年度・岐阜聖徳学園高校授業に向けて ~新型コロナ対策~

2020年03月27日

 ~どんな手を打つのか、模索中~

24日、文部科学省から授業再開の指針が打ち出された。

これから「3条件回避」となる授業を考えていくことにする。
4月第3週からの授業は、過去の蓄積を捨てて行うこととなりそうだ。

特に問題になりそうな場面は2つ。
前年度まで行っていた「机間巡視」…机の間を回って、個別に指導する方法。
4人班での「バズ学習」…課題に対してある程度の時間がたってから、その考えを少人数で交流する方法。
上記3条件のうちの2つが成立し、避けなければいけない状態だ。

講師をしている岐阜聖徳学園高校では、幸い、来年度もICTを駆使しての授業が可能だ。
「ロイロノート」と「ワイード」は、現在、授業の大きな支えとなっている。
https://n.loilo.tv/ja/ 
http://www.sakawa.net/blog/202002/2975

「机間巡視」の代わりを考える。これはなんとかなりそうだ。
たとえば「誤答を表示」し、その間違えた部分を解説する。
ロイロノートでは「無記名での答案表示」ができる。それをワイードで、黒板に写し解説ができる。
同じような間違いは、授業ではよくある。それがまた、ヒントにもなる。

参考になるのは、クイズ番組だ。解答者は席に着いたままだ。
その解答者の答えがモニターに表示され、
その解答に対して司会者が解説を入れる。
無回答の場合、どのようにヒントを入れていくのかもポイントになりそうだ。

「教えあい」の代わりが難しい。今のところ全く浮かばない。
全体では聞きにくいことが、4人なら聞きやすいということもある。
そのため今までの授業で最も大切にしていた時間だ。
「学校で授業をする」というメリットは、この部分が一番大きいと感じている。

代わりになる方法がないとすれば、
より近い効果が上がる方法を見つけていきたい。
4月第3週までには、まだ時間がある。
状況によっては「Keynote」による授業の進行も、考えていくつもりだ。  
Posted by 星野 健  at 00:01Comments(0)岐阜聖徳学園高校時事