一番小さい山が、越えられないときもある

2020年07月31日

 ~寄り添い、見守る~

昨日の出来事。
横綱が連敗した。
岐阜聖徳学園高校野球部が、タイブレークで負けた。
過去と比較し「一番小さく見える山」を、越えられないことが人にはある。

私は公立中学教師のとき、ソフトテニス部の顧問をしていた。
夏・最後の市大会の決勝で、自分の学校の1番手と2番手が対戦した。
1番手は2年生秋新人戦から岐阜県で常に優勝、2番手は最高で岐阜地区3位の実力。
その差は大きい。しかし、結果は2番手が勝った。勝負事はこういうことも、よくある。

テストでも同様。たとえば数学の確率。
発想が必要な問題に対し、ひらめいた。
難しい思考過程も通り抜け、表現できた。
しかし最後に約分を忘れた。マーク式・解答のみの採点だと0点になる。

寄り添い、見守る。指導する側は、勝負が近くなると、手出しをどんどん小さくする。
そして勝負当日、一人でも力を出せるようにする。
実際に試合に・答案に向かうときは、ひとりだ。
最後にある小さく見える山。「それを超える時」を、常に意識させていく。

30日 感染状況

  
Posted by 星野 健  at 07:33Comments(0)時事雑記帳教育全般

死から生を見る ~①同じことが、違って見える~

2019年12月24日

 ~残れた時間からの逆算へ~

昨日の料理は、楽しかった。
個人的には「数学の証明」も楽しいが、それは自己満足で終わる。
料理は「できたもの」が証明そのもの。多くの人に喜こんでもらえる。
ただ作っているときに、これほど幸せを感じたことは、今までになかった。

これはいったい、なぜだろう。
今まで「やりたかったこと」が、久しぶりにできたからだろうか。
確かに、それも感じた。しかし、それだけではない気がする。
昨晩、寝ながらあれこれ考え、探ってみた。

「あと何回、この料理を作るのだろう」…そう思ったとき、ベストなものを目指そうと思った。
過去の経験、特に調理法での使った素材の変化を思い出していた。
この素材、状況がまた揃うことは2度とないかもしれない。
調理以外のことを考えず、集中して取り組めたため、あっという間に時間が過ぎた。

あと何回…残された時間からの逆算が始まった。
そうなったことで、同じことが、違って見えてきたのだろう。
死から生を見ると、「日常」が「非日常」に変わっていくことを意識できる。
「できなくなる」ことが見えてくると、「できている」何気ないことにも、楽しさを感じるのだろう。
  
Posted by 星野 健  at 00:01Comments(0)雑記帳料理

今 読んでいる本

2019年12月17日

 ~就職する前の高校・大学生に~

今、この本を読んている。
一息ついた時に、まとめて読もうと思っていた本だ。

過労死してまで働く必要はない。
しかし、組織で「頑張る」とその流れに乗ることもある。

前もって知っておく。
その指針となる本である。
根拠となるデータが、しっかりと載っている。
この理詰めの話の進め方も、参考になる。

法的知識が自分を守ることになる。
是非、就職前に読んでほしい。
  
Posted by 星野 健  at 00:03Comments(0)雑記帳

慣れる ~雨音で起きる~

2019年10月04日

 ~早朝に勉強する方も~

強い雨で1時間前に起きた。
先週までは、「何かに気づき」起きることはなかった。
たとえ頭が反応しても、指先以外は動かなかった。
ようやく薬に体が慣れてきたのだろう。

「慣れる」
生活のリズムが変わるとき、
それを待つしかない時もある。
耐えられる部分を乗り越え、新しい「何か」が得られることもある。

看護学校へ通う子育て世代の方々。
この時間には、起きている方も少なくない。
特に実習中は、体と頭が疲れてすぐ寝てしまう。
朝、起きる習慣をつけ、この時間に一人、集中して「自分のこと」をやりきる。

日の出が近くなると「自分のこと」ができなくなる。
家族のために動く「決まったことをする」時間が迫る。
頭が冴えるときに、集中して事を進める習慣が身についていく。
そして、学生生活が終わると習慣は「残り」、「時間」が確保できる。

私もどうやら「時間」を取り戻せそうな気がする。
今日から月曜日まで、時間との戦いとなる。

※ブログはしばらく、不定期更新となります。

  
Posted by 星野 健  at 04:07Comments(0)雑記帳

考えることに追いかけられて ~多忙な1週間~

2019年09月15日

~准看護学校授業開始も~

怒涛の1週間だった。
「考えること」に追いかけられた。
目の前の課題に対して、どう対峙していくのか。
薬の副作用で働きが鈍い頭を駆使して、乗り越えることができた。

昨日は、岐阜市医師会のオープンキャンパスがあった。
そこで「岐阜県下進学課程入試対策ミニ講座」が開かれ、私はその講座を担当した。
http://www.city.gifu.med.or.jp/kangoshi/campus/open.html
第1回の講座で「質問が出た内容」を入れ込み、修正を加えた。

一昨日は、岐阜市医師会准看護学校での今年度国語講義が開始となった。
「心理」と「論理」、言葉を通してアウトプットできることを狙う。
毎年のように、少しずつ授業内容を変えている。
今年度は教材とする副読本を代え、その授業づくりを考えている。

塾では、看護入試対策相談・授業が続く。
加えて高校生の期末・AO入試対策が、不定期でこの時期は増える。
特にAO入試は多様で、その対策のために創造的な準備が必要となる。
昨日のAO入試対策のために使った時間は、かなり多かった。合格を願う。

そして先週、正式決定。詳細は後日ブログにて。
11月16日・岐阜聖徳学園高校にて、ICT公開授業の授業者となった。
1年5組「数A」で、ロイロノート使っての公開授業を行う。
http://www.shotoku.jp/gsh/news/2019/09/153041post-99.php

一息つけたので、また「つぷやき」のブログを再開。
自分の足跡を残していく。  

再検査の結果 ~中等度狭窄が見つかる~

2019年09月07日

 ~本日から、准看土曜授業開始~

8月末に定期健診の結果が出た。
https://nyoki.hida-ch.com/d2019-08-31.html
そして今週、ハートセンターで再検査を行い結果が出た。
最近、自覚される胸の痛みの原因がはっきりとした。

心臓血管の狭窄は、一番悪いところで中等度。
痛みの原因となる血管も特定できた。今のところ薬物療法が選択となる。
今の薬の効果を見るため、トレッドミルを再び行うこととなった。
その結果から薬は見直されるかもしれない。

生まれつきの僧帽弁閉鎖不全もあり、
どちらにも効果がある薬の選択をしていただけるのだろう。
この夏の終わりに、急激に上がった血圧は、
薬の効果もあり、今は収まっている。

今日から、准看護学校での土曜授業が開始となる。
体調を整え、授業が続く12月までを乗り切りたい。  
Posted by 星野 健  at 00:01Comments(0)岐阜市医師会准看護学校雑記帳

薬を飲み続けることに… ~これから「最も忙しい」時期に~

2019年08月31日

 ~12月まで、土曜日の塾は営業時間変更に~

ハートセンターにて、年に1度の定期検診の結果が出た。
結果として薬を飲み続けることになった。
さらに詳しい検査を受けることも決まる。
来週は、そのための時間を取ること・検査結果を聞くこととなった。

生まれつきの持病が、去年・急速に悪化した。
https://nyoki.hida-ch.com/e979426.html
そして、今年はさらに悪くなった。自覚症状もあるようになった。
その原因を探るための精密検査となる。

私は幸いなことに、今まで「飲み続けた薬」というものがなかった。
いよいよ次の段階へと進むことになったようだ。副作用よりも作用が上回る状態となったようだ。
飲み始めた昨日は、薬の作用で今までの自覚された辛さは軽減された。
しかし、それ以上の副作用が意識された。立ち眩みがあり、その後は頭の働きが鈍い状態となった。

時間の経過ともに、副作用の症状は緩和された。
幸いなことに車の運転をするときには、立ち眩みは消えていた。
ただ、頭が疲れているときと同じような状態が続き、高校の授業では、
板書の漢字書き間違えさえ、指摘されないとわからない状態だった。

この週末は、様子を見ながらの生活となる。薬を飲む時間を調整したい。
「置かれた状況の中で、できることをする」
今までもずっと、そうして生きてきた。自営業の部分で調整し、塾の時間を短縮していく。
仕事に支障がないよう、今のパフォーマンス維持に努めるためだ。

9月からは准看護学校での土曜午前授業が始まる。
12月まで「第二看護受験対策授業」を行うことになっている。
そのため、土曜日の塾の営業は休止または短縮となる。
1年で「最も忙しい4か月」を、薬を飲み続け乗り切ることになりそうだ。

※今週末はブログを休止します。
次回は火曜日更新予定です。
  
Posted by 星野 健  at 00:01Comments(0)岐阜市医師会准看護学校雑記帳

事実を検証できる環境が… ~デジタルアーカイブが急務~

2019年08月28日

 ~図書蔵書焼却処分~

ツイッターで気になる記事を見つけた。
大きなニュースにならないことが不思議である。
知り合いの作家、栗林佐知さんのツイートがパズる。

事実を検証するときに、必要不可欠な資料が焼却される。
知的財産に対する感覚を疑う。

ふと、私は岐阜女子大学主催の講演会の話を思い出した。
https://www.gijodai.jp/jyouhou/info/2019/08/2315
作家・脚本家の冲方丁氏は、作家におけるデジタルアーカイブの重要性を語られた。
デジタルアーカイブのおかげで、時短が図れ、若い歴史小説家・SF小説家が誕生しているとのこと。

また、東京大学特任教授の長丁光則氏は、大学図書館について語られた。
北京大学と東京大学の蔵書数は910万冊で同じである。
北京大では、180人の方が蔵書のデジタルアーカイブ化に携わっている。
それに対して、東大ではたったの10人。単純に18倍の年月がかかってしまう。

北京大がデジタルアーカイブを急ぐ理由は、
「大学卒が3億人しかいない」ためだという。
残りの11億人に大学の知識を使える環境を整えるためだという。
東大の姿勢、高知の焼却処分の流れとは雲泥の差だ。

こうなると、デジタルアーカイブは急務である。
アーカイブする内容が重ならないように割り振り、
効率よくデジタル化すれば、後々に役立つデータとなる。
検証できる内容を後の世に残すことが何より大切だ。  
Posted by 星野 健  at 00:01Comments(0)時事雑記帳公開講座参加

働く親を悩ませる 夏休みの弁当 ~東京では~

2019年07月18日

 ~「時間があれば」、料理は楽しい~

時間があれば、私は料理を作ることにしている。
自宅にある食材を確認し、足りないものは補充。理屈で考え料理を仕上げる。かなり数学の証明に近い。
最近は「重ね煮」からのアレンジが多い。何より「完成」した喜びを、食べていただく人と共有できる。
自己満足で終わってしまう「数学の証明」と違いは、ここにある。

夏になり、完成した料理にも気を遣う。
カレーでさえも、夏は雑菌がたまりやすい。
さらに「完成してから時間を置いて食べる」弁当に至っては、
この高温多湿の時期から夏にかけて、気を配らないといけない。

弁当が「共同購入」となれば、同じものを食べることになる。
時間とコストを考えれば、合理的な方法だ。
食べる時間に間に合うように配達されるため、業者の選択をしっかりすれば、
食中毒になる危険性もかなり少なくなるだろう。

東京都では、保護者会がこのような動きを取っている。
東京都では、4月の区議会議員選挙で女性議員が一気に増えている。

女性の政治家が増えると、このような女性の「声」が届きやすくなるだろう。
今後「弁当」がどのように変わっていくのか、注目していきたい。

共働きが多い北欧では、弁当も合理的だ。

北欧は社会・教育に注目が集まるが、こういう点も注目していきたい。


  
Posted by 星野 健  at 00:01Comments(0)ひとり親支援時事雑記帳料理

テキストのみで伝えること ~作家・中村航さんの言葉が響く~

2019年05月09日

 ~岐阜県図書館で「美の精華」再放送中~

岐阜放送で放映された「美の精華」が、岐阜県図書館で再放送されている。
第16回 中村航さんの回を見て、その思いに触れた。
「テキストのみで伝えることにこだわる」
「撤退戦を戦い抜いて、小説王になる」
http://backnumber.zf-web.com/binoseika/p1806293531

中村航さんのこの言葉。
引き出したのは岐阜県図書館の笠原明香さんだ。
中村航さんが「どこか別の場所でも話された内容か」と思い検索したが、出てこない。
質問力により、引き出された言葉だと感じた。

その時、作家の栗林佐知さんとツイッターで話したことを思い出す。
栗林さんの言葉「落ち込んでいる人を、小説で救うことかできるだろうか」
それに対する私の言葉「落ち込んでいる人は、小説を読む気力も失せているのでは」
短い文章、音楽、ちょっとした声掛けにより「私は回復した」という記憶を話す。

小説は私の場合、元気な時に効果的だった。
そして栗林佐知さんの短編集は「支援する側にこそ、読んでもらいたいものだ」と感じている。
准看護学校で栗林さんの小説を、生徒のみなさんに読んでいただくのは、そのためだ。
しかし、栗林佐知さんはやはり「あえて挑む」姿勢を貫いている。


今後も小説は脈々と受け継がれ、残っていくだろう。
「テキストのみで伝えること」に全力を注ぐ方々がいる。
それをいかに「読み手」に伝えていくのか。
教育をする側は、そのバトンを渡されている。


  
Posted by 星野 健  at 00:01Comments(0)岐阜聖徳学園高校時事雑記帳