「成り行きの未来」 ~文科省・5/26日・部会資料より~

~教育現場の「拒否反応」を予測~
ツイートとその内容に驚く。
文科省の「新しい時代の初等中等教育の在り方特別部会」資料2の「成り行きの未来(何も手を打たないと起こりうる避けたい未来)」がめっちゃくちゃありえそうな未来で怖い。https://t.co/Sw9JMO2vIk pic.twitter.com/QTYRiNqtMQ
— azusan (@umi_wakame) May 27, 2020
「2021年 GIGAスクール構想は、インフラ整備とデバイス配布に終わる」
「2022年~超財政難により教育予算の大幅削減 資本格差による教育格差拡大」
過去の教育機器と同じ流れを踏む可能性の指摘。
LL教室は使われず、PCでの授業は技術科以外まで広がらず
その利便性は、慣れている対面授業を超えていかない。
そして、元に戻っていった流れが「成り行きの未来」に書かれている。
ICTは「コロナ禍限りの臨時的運用」となるのか、
それとも「今後も使い続けていく」のかで、差は大きくなる。
いろいろな事情で、教師・生徒それぞれが対面授業に参加できないとき、
遠隔授業により「同様の扱い」になれば、話は変わってくるかもしれない。
実際に現在、大学・高専・専門学校では遠隔授業も授業実施時数としてカウントされている。
しかし、その他の学校では「対面授業のみ」授業時数としてカウントされる。
そのため、夏休み・冬休みの削減、土曜登校となっている。
第2波以降のため「休校措置」が取られた場合、どうなるのかは見えてこない。
同じ資料「新しい初等中等教育の在り方について」
https://www.mext.go.jp/content/20200526-mext_syoto02-000007441_4.pdf
にある『コロナ禍の「新しい教育様式」のイメージ』は参考になる。
■カリキュラム・マネジメントの実施
■情報通信技術の活用
■地域社会(PTA・卒業生会・社会教育機関・NPO・塾・企業等)が学校と連携・協働
できるものから、少しずつ始めていきたい。
『休校になっても子供の学びが止まらない学校であるために
臨時休校時の「学習継続計画」の作成・準備』も参考になる。私自身も、
岐阜聖徳学園高校休校期間中の学習支援では、月ごとの学習計画表を事前配布しそれを実行した。
来月からの実施計画表も作成したので、本日、iPadで授業担当全クラスに配布する。
また、同じ資料に書かれている
「臨時休校時に学習継続計画を効果的に実施できるようにするために、必要な事前対策・準備を行う」
ことも参考になる。いつ、どの時点で休校になっても学習継続を効果的に実施したい。
月曜日からの岐阜聖徳学園高校・分散登校では、この点を踏まえた授業を実施することにした。
たった1か月で… ~失業した非正規職97万人~

~塾での面接が続く~
昨日も、入塾面接があった。
シングルマザーの方だ。
今まで、いろいろな仕事を経験している。
来年度受験で看護職を目指し、通塾することとなった。
今年度は早い時期から、塾でのシングルマザーの方の面接が続く。
今度こそ「失業したくない」という強い思いを、聞くことが多い。
2020年3月から4月の「たった1か月」で、非正規雇用者数が97万人減った。
その多くが女性である。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言発令の影響で、4月のパートやアルバイトなど非正規労働者は前年同月比で97万人減った。https://t.co/1RsOmZ3r0w
— 中日新聞 (@chunichi_denhen) May 29, 2020
働く女性の半分が,何かあったらすぐ切られる非正規雇用。
— 舞田敏彦 (@tmaita77) May 29, 2020
M字の底が浅くなり,女性の社会進出が進んだと白書に書いてあるが,それは非正規依存型ってこと。 pic.twitter.com/ZV6zWiKPig
非正規労働97万人減、過去最大 新型コロナ緊急事態宣言が影響:東京新聞 TOKYO Web https://t.co/yz45QIsm59 97万人減の内訳は,男性が26万人,女性が71万人よ。
— 舞田敏彦 (@tmaita77) May 30, 2020
全体を見た後は,層別にみる。データ観察のイロハ。
リーマンショック以上の衝撃的な変化だ。
リーマンショック直後、准看護学校の入試倍率が一気に上がった。
非正規職で働いていた方の多くが、看護職を目指したからだ。
あの当時は、愛知県尾張地方にも准看護学校が存在した。
しかし、現在は存在していない状況に変わった。
「今年の岐阜県准看護入試は、かなり厳しい年になる」
と想定し、対策をしていく。たとえ予想が外れ、入試倍率が低くても、
万全の体制にしておくことが、彼女たちの生活を守ることになる。
合格すれば、学びと生活が保障される環境に向かうことができるのである。
https://nyoki.hida-ch.com/e1064059.html
https://nyoki.hida-ch.com/e1062920.html
【5月30日追記】
アングル:夏に倒産急増か、少ない地銀の与信費用 「嵐」再来に構える当局 https://t.co/bI21W9ODXJ
— ロイター (@ReutersJapan) May 29, 2020
4月だけでは収まらない可能性も。
東京では,4割以上求人が減っている。 pic.twitter.com/ziKlwJJgeB
— 舞田敏彦 (@tmaita77) May 30, 2020
21年度からの「9月入学」導入見送りへ

~次は入試日程へ~
昨日、気になっていた北九州市の感染確認者は21人。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200528/k10012449421000.html?utm_int=all_side_ranking-social_002
今後も注目していく。
こちらも、ようやく決まったと思われるが…。
【方針】21年度からの「9月入学」導入見送りへhttps://t.co/6MgAZMcihG
— ライブドアニュース (@livedoornews) May 27, 2020
緊急事態宣言中の授業の遅れを取り戻す方策として検討したが、教育現場を混乱させかねないと判断。将来的な導入についての議論は続けるという。
まだ、別の動きも続いている。
「9月入学 来年からの導入に向け検討を」自民 下村元文科相ら | NHKニュース https://t.co/UbzMOrOI7D はっ!?
— 本田由紀 (@hahaguma) May 28, 2020
しかし早い時期に大学入試日程が、決まっていくだろう。
今月末まで、オープンキャンパス中止が多い。
来月からは本格化するだろう。
その時までに、この方向性が決まっていないと、
さすがに話す側も困ってしまうだろう。
例えば、岐阜市医師会看護学校は、来週から
オンライン授業から対面授業へと変わるようだ。
http://www.city.gifu.med.or.jp/kangoshi/campus/event.php?yaer=2020#y20200423
http://www.city.gifu.med.or.jp/kangoshi/student.php
オープンキャンパス・入試情報については、これからとなるだろう。
来月から、入試情報収集をしっかりとしていきたい。
「#9月入学 の是非を問う」無事終了しました!中室牧子先生、藤原和博先生の主張はもちろん、学生さん、先生方、親御さんなど様々な参加者のご意見も参考になりました。アーカイブとして下記からご覧いただけますので、見逃した方は良かったらどうぞ
— 株式会社笑下村塾 (@shoukasonjuku_7) May 28, 2020https://t.co/mNZDwgpdm9 pic.twitter.com/O3c9cD0KIE
動画が長いので、藤原先生の意見を読みたい方は、こちらから。
9月入学がなぜ必要ないか、どのようにオンライン学習を学校で実施していけばいいか、28000字の「コロナと学校教育」全文を公開。長いけど分析評価高く公明党や自民党の心ある議員も読んでるようです。27日19時半からは高松奈々さんの招きで中室牧子慶大准教授と対談します。https://t.co/836AzlEqOD
— 藤原和博/教育改革実践家/元リクルート社フェロー/元杉並区立和田中学校校長/前奈良市立一条高校校長 (@kazu_fujihara) May 25, 2020
時給負けてねーか問題 ~学校指導・補助担当8万人確保へ~

~突如として、現れる~
北九州のニュースが気になる。
北九州市 新たに8人感染 5日間22人「経路追えぬ人多い」コロナ | NHKニュース https://t.co/gsxEaYme18
— 菅野完 (@noiepoie) May 27, 2020
感染拡大は、このように一気に進んでいくのかもしれない。
このニュースに、現役教師の方々は、驚いただろう。
中学教員が平日7時出勤19時退勤休憩無し、土日は各日4時間勤務と考えよう。適当計算で月290時間、これに時給2200円を掛けると64万程。
— 静岡技員 (@gigigigigijutu) May 27, 2020
ちなみに適当計算で定時出退勤だと時給2200円で約36万です。あなたは時給2200円に勝っているかな? https://t.co/Jhs6eK4yNV
働き方は、多様にある。
私も現役中学校教師の時、時給を計算したことがある。
その当時は、部活手当は4時間未満は「なし」。なので平日は「なし」。
4時間で1000円、8時間で2000円だった。しかもこれが土・日である。
10年で公立中学教師を辞めたので、働いた時間で割った時給も安く、書く気にもなれない。
若い先生ほど、上記記事のインパクトは強い。
また、教員免許を持っている学童指導方が、
時給が2倍以上の「こちらに」乗り換えていくだろう。
新たな人手不足が起こる気がする。
岐阜市の方、募集継続中です ~准看・看護学校等受験対策個別支援~
~まだ間に合います~
HPでは「5月15日までの募集」になっていますが、
まだまだ継続募集となっています。
准看・看護学校等受験対策個別支援(岐阜市在住の方)
http://shien-gifu.sakura.ne.jp/koushu.html#moushikomi
申し込み方法は以下で確認ください。
http://shien-gifu.sakura.ne.jp/kousyukai-oshirase.pdf
○対象者 岐阜市内にお住まいのひとり親家庭の母または父
○講習名 准看・看護学校等受験対策個別支援(岐阜市在住の方のみ対象)
○申込みに必要なもの
①申込書類
・申込書 ・受講計画書 ・センター利用申込書(すでにセンターに登
録されている方は不要です。)
・自立支援プログラム策定申込書(岐阜市にお住まいの方は不要です)
②児童扶養手当証書の(写)等ひとり親さんであることがわかる書類の(写)
岐阜市企画の支援事業ですが、申込受付場所は岐阜市役所ではありません。
○受付場所 岐阜県ひとり親家庭等就業・自立支援センター
*新型コロナウイルス感染防止のため、申込書類は郵送で受け付けをいたします。
○受講料 無料(ただし、教材費は自己負担)
○問い合わせ先 岐阜県ひとり親家庭等就業・自立支援センター
電話(058-268-2569)
月~土曜日 午前 9 時~午後 5 時(祝・祭日を除く)
◎「准看・看護学校等受験対策個別支援(岐阜市在住の方のみ対象)」の概要
・令和3年4月に准看護学校、看護専門学校等への入学受験のための受験対策個別
指導(受講料無料、テキスト代実費)
・場所 岐阜市香蘭にある塾
・受講時間は、インターネットでも予約でき、子どもさん同伴での受講も可能です。
岐阜市外の方は、塾でシングルマザー看護奨学生2次募集を継続しています。
https://nyoki.hida-ch.com/e1062920.html
5月25日の記事

~解禁へ~
今日から、いよいよ解禁への流れへ。
ポイントとなる日なので、のちの検証のために記事にしておく。
早ければ今週末「ステップ2」検討
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) May 24, 2020
緊急事態宣言が解除される見通しになったことで、東京都は、休業などの要請についてあす段階的な緩和を始める方針で、感染拡大が抑えられていることを前提に早ければ今週末のさらなる緩和も検討しています。 https://t.co/shxXidsXSN
さらに、移動制限も解除の流れへ。
【速報】安倍首相、県をまたぐ移動6月19日から解禁へ https://t.co/EcHeH8tkrw #tbs #tbs_news #japan #news
— TBS NEWS (@tbs_news) May 25, 2020
さらにさらに、旅行についても、時期の見通しが。
国内旅行の半額補助やプレミアム付き食事券、7月下旬開始へ…予算1・7兆円確保https://t.co/qsqJMbQN8k#経済
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) May 25, 2020
看護学生が一番嫌いな言葉が、頭に浮かぶ。
「根拠は?」
それに対し、以下については早速明日から注意したい。
根拠は明らかだ。
2歳未満、マスクやめて - 窒息の危険、小児科医会が警告https://t.co/uL5sIE8yVA
— 共同通信公式 (@kyodo_official) May 25, 2020
2歳未満のマスクは要注意。
塾での親子指導でも、注意していきたい。
「新しい授業の型」を模索 ~班学習ができない~

~ICTにより実現~
来週から、岐阜聖徳学園高校は授業再開となります。
下記記事では、前年度、1人1台タブレットと電子黒板を用いての授業公開をした様子も含めて紹介されています。
写真で、数学の授業をしているのは私です。このような4人班での交流が、今年度は、できなくなります。
小・中学校での給食でも、班で食べること・会話しながら過ごすこともなくなりそうです。
まして、至近距離での教え合いは、飛沫感染の恐れがあります。
http://www.sakawa.net/blog/202002/2975
電子黒板「ワイード」と「ロイロノート」無記名表示を使い、全体交流を考えています。
実践し改良を加えながら「新しい授業の型」を模索していきます。
まとめと交流 ~休校期間中の学びの上に~

~学校再開後の学習計画表~
講師をしている岐阜聖徳学園高校も、休校期間が終了する。
来週から、週2日の分散登校による学校再開。
再来週からは分散登校による授業が2週間続く。
「同じクラスで同じ授業を2回する」という、初の経験をすることになる。
休校期間中は、動画・双方向授業で基礎を固める学びをした。それを受けて
人数が少ない分散登校2週間を利用し「学びをまとめる」授業をすることにした。
数Aを担当しているので、具体的には「補集合の性質」・「ド・モルガンの法則」
をロイロノート・コピー機能を説明しながら、図で各自まとめ、それを交流することにした。
ICTでの自宅ネット双方向指導は、
「先生」対「生徒」の1対1でのやりとりに限定した。
交流をし、その学びを深めていく内容については、
一斉登校後に、電子黒板「ワイード」で進めていく。
6月分の計画表を、この週末で完成する。
「学校での学び」を想定して、6~7時間分を計画していく。
授業スピードも、ICTのおかげで例年に近いところまでに収まりそうだ。
「再び休校となる場合に備えて」の計画は、来週に作っていく。
本日夕方放送番組の告知です ~岐阜聖徳学園高校ICT活用の学習支援~

~前年度からの取り組みが、休校期間でも有効に~
岐阜聖徳学園高校のICT教育の取り組みや
コロナ休校中のICT活用の学習支援の様子の番組で紹介されます。
在校生生徒・保護者様はもちろん、中学生の皆さんにも本校のICT教育環境を知ることができます。
ぜひ、ご覧ください。
http://www.shotoku.jp/gsh/news/2020/05/155640516.php
【番組名】
ぎふチャン「ぎふサテ!」
【放送予定日時】
5月22日(金) 16:50~17:25
紹介されている写真から推測すると、
中村先生による全体説明、休校中の取り組み、
ロイロノートによる休校中での双方向授業での様子。
が紹介されるようです。
私自身も行っていますが、他の先生の取り組みも気になります。
放送が楽しみです。
※明日のブログは休止します。
次回は明後日の予定です。
介護から看護職を目指す ~入塾相談が続く~

~准看護学校を目指して~
連日、入塾相談が続く。
しかも、現職が介護職の方が続く。
身近に働いている看護職の方に刺激を受けて、
来年度准看護学校受験のため塾に通うことになった。
毎年のように、介護職の方が塾に通われる。
「医療行為ができれば、違っていたのに」
という思いが、共通している。
そして、その思いから学びに熱が入ってくる。
過去にも、親子で通塾された方も少なくない。
親が学ぶ姿は、子供にも伝わっていく。
塾で隣の席に座り、同じように学習を続ける子が多い。
親の背中を追い、お子さんも看護職を目指す方も少なくない。
看護受験環境が今年は読みにくい。
失業状況は、リーマンショック以上になる見込みだ。
あの時のように、どの学校も高倍率になる可能性もある。
早くからの通塾を生かし、進路決定も前倒しで考えていきたい。